今回はトヨタタンクと姉妹車であるトヨタルーミーとの違いを販売台数から分かる「人気」や「エクステリアの違い」など違いがある部分を比較していきます。もちろん姉妹車ですので、土台は同じ車ではありますが、違いがなければわざわざ車種名を異なるものにする必要はありませんね。
ということで、今回はタンクの人気の秘密やルーミーの人気の秘密について探っていくことにしましょう。
タンクとルーミーの違いはなんといってもエクステリア
一番の違いはエクステリア、つまり「見た目」です。これははっきりと分かるレベルで違います。イメージ的にはタンクは「おとなしい」「大人っぽい」イメージで、ルーミーは「華やか」「ヴェルファイアっぽい」というイメージです。実際に画像を見る方がはやいと思いますので、こちらをご覧ください。
■トヨタタンクの外観
引用元タンク公式サイト
■トヨタルーミーの外観
引用元ルーミー公式サイト
フロントグリルの部分を見ていただくと分かりますが、「顔立ち」が全く違うものということが分かります。また、グリルだけでなく、下部のイルミネーションの形も違うことが分かります。
このようにしてルーミーとタンクは前方から見ることで一番違いが分かるようになっています。そしてこの部分が何よりの違いであり、トヨタの細かいユーザーへの配慮だったりします。
ルーミーとタンクの違い、人気と販売台数
「トヨタタンクの売れ行きのまとめ」でお伝えしている通り、タンクとルーミーはこのエクステリアの違いによって、販売台数にも影響を与えています。発売当初はタンクが2,663台、ルーミーが2,575台と多少タンクが売れていた感じではありますが、それ以外の部分では、ルーミーの方が売れているということになっています。
平均値では、ルーミーの方が毎月500台~1000台程度多く売れているということになっており、ルーミーの方が若干ではありますが人気を集めているという事になります。やはりその大部分は「ルーミーのデザインが好きだから」という理由が多いですね。しかし、販売店の違いがあるため、販売店によって「ルーミーにするか」「タンクにするか」を決めている方もいます。
ルーミーとタンクの販売店の違い
販売店は明確に分かれていまして、タンクはトヨペット店とネッツ店、ルーミーはトヨタ店とカローラ店で取り扱っています。よって、「普段行きつけのディーラーがある」という方の中には、「本当はルーミーのデザインがいいけどしょうがないか」とタンクを購入される方もいるのは事実です。
トヨタ店の特徴→法人需要が多い店舗です。商用車やフラッグシップ車を扱っています。よって、高級感のあるルーミーを販売しているというイメージです。
トヨペット店の特徴→40代ファミリー層がターゲットかつ、上級車も扱う店舗です。クラウンやアルファードなどもありますが、比較的落ち着いた車も扱っています。そのためタンクの販売をしているというイメージです。
ネッツ店の特徴→ネッツ店は若者向けのスポーティな車を扱っています。ヴェルファイアやヴォクシーがその代表です。しかし、そのイメージの反対のタンクを扱っているためユーザーが戸惑うことがあります。
カローラ店の特徴→30代の子育て奮闘中のファミリー層をターゲットにしています。カムリやパッソなどの車があります。ルーミーを取り扱うのは、パッソが気に入らないためと思われますが、個人的にはタンクの販売の方が合っていたのかなという部分はあります。
このように分かれていますが、特に販売店による違いによって、普段ネッツ店やカローラ店に行く方は、「タンクじゃなくてルーミーがよかった」「ルーミーじゃなくてタンクが良かった」とする人の割合が多いように思います。
この記事へのコメントはありません。